宮前の花『冬』

      神奈川秦野産のシクラメンの鉢植え
        川崎植物卸売センター(菅生ヶ丘)

  花が下を向いて咲くためか、「内気」と
か「はにかみ」も花言葉がある。

  サクラソウ科のシクラメンの仲間には14
種の野性種があり、地中海沿岸地域に広く
分布している。

  現在、鉢物として栽培されているのは、
ギリシャ、トルコ、イスラエル、チェニジ
アなどの分布しているペルシクムから改良
された園芸品種である。

  今では、クリスマスからお正月にかけて
なくてはならない花となっている。神奈川
では秦野地方が産地で、信州産のものに対
して、東京地方に多く出荷されている。

  １２月１日から１月１５日まで、
川崎市役所前通りは、光のイベント
がくりひろげられる。

  午後５時に点灯、１０時まで街は
ロマンチックに魅せられる。大晦日
には、初日の出まで終夜点灯され、
川崎大師に初詣にでかける市民を祝
福する。

  １２月１日の点灯式に始まり１月
１５日のファイナルコンサートまで、
ＪＲ川崎駅周辺は、クリスマス、年
末・年始の協賛行事で、街は、賑わ
いの中で新年を迎えた。

  属名ブラシカはキャベツの古いラ
テン名である。１７７８年、江戸時
代の書物に記載がある。

  葉が平滑で波状のひだのない丸葉
系、ちぢみ葉が特徴のちりめん系、
ほかに葉の切れ込みの目立つさんご
系がある。

  正月を彩る花として、なくてはな
らない。

  (高津区下作延の畑で)

  昨年８月、マンション
建設に伴って提供された
この公園は、菅生二丁目
の唯一の公園である。

  近隣の子どもたちの歓
声が絶えないこのささや
かな広場も、この冬一番
の大雪で、真っ白に雪化
粧した。(1月9日早朝)